転職への第1歩を目指して~ポンコツの逆転劇~

みりん さん(30代 女性 物流会社で貿易事務*輸出のみ 2022年度合格 受験回数1回)

きっかけ

2021年の4月に貿易実務検定を取得した流れで「次は通関士だな」と前職の営業さんにそそのかされたのがひとつのきっかけです。

前職は商社で営業事務の傍ら輸入業務も少し担当していて大変さと同時に面白みも感じることができ、初めてこういう仕事をメインにしたい!と思えるようになっていました。そのためには資格取得はマストと思い勉強を始めることにしました。あとは私自身いじられキャラということもあったのでギャフンと言わせたいという思いも大半ありました(笑)

家庭の事情もあり結局この会社は試験前に退職しましたが合格した旨は伝えれましたので目標は達成できました(笑)

やるからには一発合格したい+別の国家資格で独学で挑戦した際、不合格だったので通信講座に頼ろうと思い貨物分類の講義が好評だったLECで挑戦することにしました。

使った教材

LEC(必勝者コース)割引込みで12万円程

関税協会問題集2020年度(フリマサイトで新品1000円くらいでした)

→この問題集を1番多く周回してたと思います。

翔泳社問題集(kindle版 2022年度)

ゼロ申(関税協会 2021年度)

→LECの申告書講座が充実していたのでほとんどやらなかったです。

通関士まるわかりノート(関税協会 2022年度)

→直前期さらっと復習したい時や試験当日の休憩時間に確認する際に使用しました。

みこ会アプリ・テキスト

過去問(通関業法・関税法:5年分/実務:10年分)

模試(21年度:TAC  22年度:関税協会・LEC)TACの模試はフリマサイトで買いましたが実務はやる気が起きずやらなかったです。

勉強期間:LEC講座開始からなので約10~11ヶ月

費用:15万円くらい

どうしても合格したかったので使えるものは全て使いました!

勉強の流れ:LECのコースに沿って進めていましたが関税法の講義の途中から関税協会の問題集に取り掛かっていました。講義だけで自分が理解しているかどうか分からずテキストの確認問題も少なかったので。

問題集・過去問は5~7周はしてたと思います。

問題集の解き方(通関業法・関税法)

ノートではなく100均で売ってるレポートパッドに〇✕で解いていき✕である根拠や間違った問題には解説を書き込んだり付箋を使用してました。レポートパッドなのである程度紙がたまったら一気に切り取ってホッチキスでまとめていました。

2周目以降は〇✕だけをひたすら書いていき答え合わせ→間違えたら1周目の回答を書き込んだレポートパッドを見たり解説が不足していればテキストを見ながら追記したりしていました。

更にどうしても覚えにくい単元のことろは講義を何度も視聴したり手書きでまとめたりしていました。

ノートを使用しなかった理由は単純に机が狭かったからです。最終的にレポートパッドは2冊使い切り3冊目までいってました。2周目以降は○×しか書かないので紙の裏も使ってガンガン解き進めてました。

翔泳社問題集はiPadに取り込んでいたので出社前のカフェ勉強や昼休みの隙間時間等で使用していました。

問題集の解き方(申告書・計算問題)

申告書は何回も解きたかったのでiPadを使用していました。LECの申告書の問題集はPDFでも配信されていたのでありがたかったです。

計算問題も解説等を回答の中に追記したりしたかったのでiPadを使用していました。

過去問は3科目ともiPadのGood Notesに取り込んで解いてました。手軽にコピーが出来るのでおすすめです。ただ本試験は紙+マークシートですので紙ベースで見慣れることも大事だと思います。

私は8月くらいから本試験と同様に解くようにしていました。(マークシートはみこさんのサイトから印刷させていただきました。)

3科目の講義が全て終わってからの勉強の比率は業法2 関税法3  実務5くらいだったと思います。

申告書の按分問題はある程度解けたら分類に力を入れるように意識していました。

あとは日曜日の夜に1週間の大まかなスケジュールを立ててました。

例)月曜日は業法、火曜日は関税法など。。。

さらに1日の中でも朝と夜で勉強科目を分けたりとにかく満遍なく目を通すように心掛けていました。

ただ申告書や関税法が嫌すぎて業法に逃げたりスケジュール変更はしょっちゅうしてました。笑

残業や体調面もありますしあんまりきっちりスケジュールを立てないでやったのが自分には向いてました。

なのでスケジュール通りいかなくても自分を責めすぎないでくださいね。

直前期はLEC模試の関税法があまり点数が取れなかったので講義を再度視聴したり自分の苦手分野を何度も見直ししていました。

第56回試験の感想

試験会場:大阪アカデミア

※電車で30分くらいの所のビジネスホテルに前泊しました。

一部屋200人くらいだったと思います。クーラーがめちゃくちゃ効いてて厚手のパーカーでも寒かったです。会場によりけりだと思いますがトイレは大行列になってました。(特に業法と関税法の間の休憩時間)

通関業法:昨年みたいな捻った問題は無かったように思えましたが模試より難しい気がしてあまり自信がなかったです。(自信ないなぁと思う問題はほぼ正解はしていましたが)

関税法:択一が特に難しかったように思えました。こんなのテキスト載ってたっけ?て思うような問題ばかりでこれも自信はなかったです。

見直しを何度か行えるくらい時間の余裕はありました。ここで答えを変えたものが正解になっていたのもありましたので見直しは絶対したほうがいいです。勿論直して間違えた問題もありますが…。

通関実務:計算問題→択一→選択式→申告書(輸出・輸入)の順番で解きました。

LEC模試の時も同様の順番で解いてましたが全て解き終わった段階で残り10分だったこともありまた時間ギリギリになったらどうしようかと思いましたがこの順番しかないだろうと勝負しました。

計算問題の一発目が消費税だったのでまたか!と思いながらも必死で電卓パチパチしてました。

課税価格の計算は特に捻った問題もなく順調に進めれました。

申告書は輸出入共に迷うものが多々あり全滅かも…とこちらも自信はあまりなかったです。(結果は分類2問間違いでした)

本試験では最後まで解き終わっても計算問題の見直しまでゆっくりすることが出来ました。

正直自信をもって回答出来た問題は少なくやらかしたなぁというのが全体的な感想です。

結果的にすべて6割は超えましたが余裕はなかったと思います。

※転記が正確に出来ておらず点数不明です。

勉強期間は長めにとりましたが毎日勉強していたかと言われればそうでもなく、土日はダラダラしてしまうこともありましたし平日も6月から引き継ぎや送別会等でまともに時間はとれてなかったと思います。時間は記録していないのですがおそらく350時間くらいだと思います。8月末で退職したので残り1ヶ月は朝から夜まで詰めれたのが大きかったです。

思い返してみれば反省点だらけであまり良いお手本ではないですが結果的にLECにしてよかったと思います。

特に申告書、計算問題は対策講座とPower Up講座と2つあるので市販の問題集いらずでした。ただ過去問講座では語群選択式の問題がないのと業法、関税法のボリュームが少ないように思えたのでそこは市販の問題集でカバーする必要があるかと思います。

LEC or TAC

私はこの2社で迷ってました。TACは申告書等のデータ配信を行わないようですのでiPad等のタブレットを活用したいのであればLECのほうがオススメです。ただLECはテキストの誤植が多かったので要注意かもしれません。23年度は改善されてるといいのですが…。

どちらを選んでも合格されてる方は多数いますので結局は自分の活用次第だと思います。

みこ会

5月くらいにこっそり入会していました。

課税価格のテキストはLECで大体理解出来ていたのでサラッと読む程度でしたがとても分かりやすくまとめられていて出先でも確認しやすかったです。1番助かったので過去問+解説です。

これらのおかげでたくさん周回出来ましたし解説も詳しく記載していただいていたのですんなり理解出来ました。

その他に歩留率や申告書の計算方法、原産地規則等、タメになる記事がたくさんあったので大変ありがたかったです。

アプリは通勤時間や寝る前等の隙間時間に活用していました。

最後に

自分は受験のきっかけも大したものでは無かったですが絶対見返す精神でやり抜くことが出来ました。

今は派遣の貿易事務でルーチンワーク的な書類作成がメインで自分が思い描いていた業務とは少し違っているので資格を活かせれるよう引き続き転職活動中です。

覚えることも多いので大変だと思いますが体験記を読んで少しでもモチベーションUPに繋げてもらえれば幸いです。