試験を知り、自分を知る 学習の習慣化

yosuke さん(30歳 男性 妻、子供あり 食品問屋で勤務 平均残業時間30-40時間 2022年度合格 受験回数1回(5月から開始))

使用教材
フォーサイト(メイン教材)
通関士合格ハンドブック(辞書的に使用)

経緯
会社の友人に通関士という資格の存在を教えていただきました。
将来的に貿易関係の仕事に就くなら、通関士資格があった方が良いと思いました。
直接通関士として働く以外にも、その業界の人々と円滑に仕事を進める為にも。

戦略
まず、過去問に目を通しました。
語群選択、複数選択、択一、配点など実際の問題に触れてみて感触を確かめました。
関税法等、通関業法において、語群選択は比較的簡単で配点が高いと感じました。(この時は全く勉強していない状況です)

とにかくまず一周目を終えます。
出題範囲と量を知って、どのような戦略が良いか考えました。
自分の性格を考慮すると、
– [ ] 単純な暗記系は弱い。
– [ ] 何故そのようになっているのか、理由を理解すれば覚えられる。
– [ ] 計算系はそれなりに。
といった具合です。

問題を沢山解いていると、試験がどんな感じか分かってきます。

通関業法
比較的簡単な問題が多いイメージでした。私の記憶力でもなんとか対応可能です。3科目の中で1番容易と感じる方も多いのではと思います。

通関実務
輸出申告5点
輸入申告15点
計算問題10点
注力すべきポイントを明確にする事で、そこに集中できます。
上記の得点をベースに6割越えを目指しました。
まず、課税価格の知識は計算問題、申告問題共に必須。なので、学習の優先度は高いです。

そして、消費税、延滞税、過少申告税の計算問題もパターン化しているので攻略しやすいです。
さらに分類です。
分類の予備知識があるかないか、申告問題において非常に重要です。解答を導くまでの時間が全く違います。
最後に、各類において頻繁に論点にされる項目を押さえておく。
(衣類系なら編み方とか、医薬品なら薬の形状とか)
各類の論点をパターン化して覚えていれば、多少問題の形が変わっても安心して臨めます。

関税法等
量が多すぎて、細部まで手が回らなかったです。1番苦労しました。

語群選択以外の問題は文章が長いです。
複数選択、択一(全て違うパターンもあり)は選択肢5つの文章を正確に正誤判断出来ないと得点にならないです。さらに配点的にも語群より優先度は低いと判断しました。

なので、基本的な問題を確実に得点していく戦略で臨みました。
語群問題で20-25点は絶対。
そして、簡単な問題が択一問題の後半に多い傾向があるので、そちらも得点に繋げる。
複数選択や前半の択一は基礎的な問題を確実に得点する。最後まで諦めないで、というのは本当に文字どうりの意味です。択一の後半は容易な問題多めです。

最後ですが、学習の習慣化がとても重要になってきます。通関士試験のような長期戦では。
習慣化すれば、勉強時間を確保しやすいです。
最後まで諦めずに頑張ってください。