異業種でも評価され、資格手当支給決定!

ようかん さん(40代女性 異業種/建設業(工具の輸入販売部門) 2023年度合格 受験回数3回)

【なぜ通関士試験を受験しようと思ったのか】
・職場がたまたま自宅近くに移転になり、通勤時間が大幅に短縮。コロナ禍でもあり、時間ができて暇だったから。
・機会があれば、そこそこの難易度の国家資格の勉強をしたいと思っていたから。
・商品の輸入時に、通関業者さんに回すための書類を揃えてまとめる機会が年に数回あり、少し興味があったから。そして担当の方が言う専門用語の意味すらわからなかったから。

【主に使用した講座、教材】
・みこ会(アプリ、テキスト)
・計算ドリル
・ゼロ申
・過去問(7年分)
・フォーサイト(2021)
・MHJ教材(2021実務単科、2022ゴールドコース)
・ヒュー青
・統計品目カード(グリーンクレーン出版)

★2021年(第55回)
勉強時間:370時間
GWに受験を検討。5月半ばから勉強開始。
最初はフォーサイトで始めました。しかし実務で躓き、MHJの実務単科コースに申し込みました。しかし試験までにモノに出来ず、一年目は全く歯が立ちませんでした。

模試はMHJのみ。E判定。

本試験も当然業法以外の二科目を落とし、ここまで酷いと悔しいとも思いませんでした。
「暇だから何か勉強しよう」程度で手を出してはみたけど、完全に間違えたと思いました。
しかし、やると決めたからには何年かかってでもやり切る!

★2022年(第56回)
勉強時間:不明
MHJゴールドコースを受講。
夏くらいまで闇雲にMHJ教材とヒュー青ばかり解いていました。

X(旧Twitter)で試験情報の収集をするという発想すらありませんでしたが、ネット検索でみこ会のことを知り、以降はみこ会のみなさんの動向を時々チェックしていました。なんかすごい人たちがいるなぁと。
「この人たちは元々優秀だから…自分には関係ないな」とまで思っていましたが、やっぱり会員集団はモチベーションが高い。
「今年落ちたら絶対お世話になろう」と決心しました。

模試2社
関税協会(D判定)
MHJ(B判定)

本試験
業法40/45(88%)
税法40/60(66%)
実務26/45(57%)

実務の1点に泣きました。
しかし「結果は不合格だけど、決して無茶なことに挑んでいるわけではない。次こそは絶対に受かってやる!!」と決めました。
(不)合格発表日に2023年に向け、みこ会に入会。
「今年は落ちた!でも来年こそ!」と周囲にも公言し、後戻りできない状況に自らを追い込むことにしました。

☆2023年(第57回)
勉強時間:不明
1〜3月は前年までの学習内容を忘れない程度に毎日少しずつ、4月以降は出勤前(1.5h〜2h程度)と昼休みに勉強していました。

机に向かう勉強は申告書と計算問題に大半の時間を充てました。業法、税法はほぼアプリで済ませ、時々プリントアウトした過去問を時間を計って解くという程度でした。
特にアプリは隙間時間の活用、勉強しなかったという罪悪感から逃れるには最高でした。

模試は関税協会しか受けませんでした。他社(LEC、TACあたり)は難易度が高いと聞いていたので、メンタル維持のためと、そちらを丸一日かけて解く時間を過去問ワンセット解く方に充てたがいいと思ったからです。

せっかく入会したのだから、みこ先生に色々質問もしてみようかと思っていたのですが「自分の頭が悪すぎてなんて聞いたらいいのかもわからない。みこ会のテキストや記事を読むなり、ネットで検索するなりなるべく自力で」を心がけました。
それでもXでポロっと呟くとみこ先生がリプを下さったりしたのがありがたかったです。

試験直前期はひたすら、実務の過去問を解く「作業」に徹することにしました。
本試験で6割取るためには、あんまりややこしいことをするより、過去問レベルのものを固める方が確実だと思いました。
(申告書の難易度をいきなり上げられたら太刀打ちできないとも思いましたが)
計算問題は3年連続で出題されていた消費税に力を入れ「カラダで覚えた!」という状態にまで行きましたが、今年は出ませんでした。
しかし、ここ何年も出題されていなかった過少申告加算税。なんだか嫌な予感がして、ある程度こなしておきました。加重分があったら怪しいというレベルではありましたが。

それから体調管理にも気を配りました。
潰瘍性大腸炎という持病があり、当日の下痢を回避するため、3日前から固形物を摂取せず、前日からは絶食、当日は下痢止めを起床時と試験開始前、昼休みに服用しました。
飢えとの戦いでもありましたが、試験時間中は緊張のあまり空腹であることも忘れていました。
とにかく「落ち着いて問題文をよく読む、字はちゃんと読める字を」を心がけました。

試験終了して、振り返った時の感想ですが、業法→まあ7割はいけたかな?
関税法→6割はなんとかいけたかもしれないけど怪しい
実務→全く手ごたえがない

帰宅してから皆答集に入力、集計結果を見るまでは「昨年(26点)より出来が悪そう。なぜ昨年落としたのか」とどうにもならないことばかり考えていました。

自己採点の結果は実務以外の二科目は前年とまったく同じ点数でした!笑
業法 40/45(88.8%)
税法 40/60(66.6%)
実務 33/45(73.3%)

直前期に「三度目の正直!いや、二度あることは三度ある…か?」と呟いたりしていましたが、なんとか「三度目の正直」で決めることができました!

●これから受験する方へ
とにかく体調管理はしっかり、勉強は過去問を中心に、実務の申告書と計算問題はカラダで覚える!を心がけてみて下さい。
みこ会オリジナルテキストも素晴らしく、課税価格の計算が得意になります!
そしてみこアプリが最高です。机に向かわずに過去問を潰せます。

●最後に
今回勉強してみて思ったことは「できるだけ通関士さんに余計な手間をかけさせない書類作りをしよう」ということです。
輸入貨物の内容物説明書に「同種の貨物の輸入実績の有無、直近の輸入時期、税番」の欄などを追加しました(不要かもしれませんが)。
輸入実績のない新規貨物については材質や仕様など、できるだけ細かい説明、使用方法の動画を添付しました。
目標は「手続の依頼時に書類一式を送ったら、納品日が決まるまでは連絡をさせることのないように」です。

特に転職を考えているわけではないですが、通関士さんの負担を少しでも減らせればいいなと思います。

異業種ではありますが社内での反応が意外と良く、合格の報告をすると、褒められたり驚かれたりしました。
11月分の給料から早速、資格手当が支給されることになりました。

みこ先生、本当にありがとうございました!そしてみこ会つながりの皆さんと励まし合いながら勉強に取り組めたのは本当に良かったです。存在を知った時点で入会すれば良かったなと思いました。
合格するためにはみこ会です!存在を知った時点で入会しましょう!