事故からの復活、、なんとかなる!

kii さん(20代女性 物流会社通関部門所属 2020年度合格 受験回数1回)

通関士試験受験生のみなさま、初めまして。

昨年みこ会に入会し、第54回通関士試験に合格することができたkiiと申します。

拙い文章ですが私の合格体験記がみなさまのお役に立てればと思います。

まず簡単に私のプロフィールから、、

・20代前半の社会人2年目(♀)

・物流会社の通関部門に所属、日々輸出入問わず、貨物問わず通関業務を担当

・一人暮らし

・もともと英語は好き

上記の境遇のもと、受検勉強を始めました。

次に使用していた教材です。

テキスト・・翔泳社 通関士完全攻略ガイド(赤い本)

過去問集・・翔泳社 通関士過去問題集

問題集・・①翔泳社 通関士試験通関実務 集中対策問題集

     ②ゼロからの申告書2020

主に以上4冊を使用しました。

簡単に私の受験勉強生活をまとめます。

1月半ば~ みこ会に入会し一通り記事を読む。

      テキストも入手し、通関実務から手をつける。

      主に関税額等と課税価格の計算方法から勉強。

2月上旬~ 変わらず計算問題を進め、かつ関税法にも手を付け始める。

      まだ試験に対する危機感も大きくなく、ゆるゆると空き時間に勉強を進める。

(周囲から刺激をもらうべく、インスタグラムで勉強用のアカウントを開設。)

4月上旬~ 社内での通関士養成講座が始まる。→負けず嫌いの私が勉強に熱が入る。

      (週1で過去問を解き、講師に提出し添削をもらうスタイル)

      テキスト→講座での過去問の流れで知識の定着を感じる。

      勉強の習慣も身に付いてきた。

5月中旬~ 関税法一通り終了。

とある出来事をきっかけに勉強中止(※後述します)

7月上旬~ 勉強再開!

      関税法を過去問で固めながら、定率法等にとりかかる。

      今まで逃げきた申告書と向き合い始める。

8月上旬~ 関税法等を一通り終え、通関業法スタート。

8月下旬~ 関税協会の模試を受験。この時点で

      通関業法 38/45 関税法等 45/60 通関実務 24/45

      この結果が自分の中でのターニングポイントになり、

9月上旬~ 模試の結果を受け、1日に申告書2問(輸出輸入1問ずつ)解く事を決意。

9月下旬~ 苦手分野も多少残しながらもゼロ申を一通り解き、理解する。

以上の流れで私は試験勉強を進めました。

基本的にどのテキストや解説を読んでも納得できない場合、みこさんへ助けを求め解決していました。

後悔を挙げるならば、申告書にもっと早く立ち向かえば良かったと思います。まだ勉強に身が入っていない3月ごろに一度申告書に打ちのめされた時から、「まだ勉強進めてからでいいや~」という思いから、しばらくの間手を付けずにいました。個人的にですが、申告書ないし通関実務の対策を始めるのに早すぎることはないと実感しました。。後回しにすればするほどハードルも上がってしまうような気もします。逆に、早い段階で通関実務にある程度の自信が持てると、とても強いと思います。

また、この試験勉強期間に私が救われた言葉が「6割でいい」というものでした。昔から割と完璧を求めてしまう性格でしたので、出来が悪く落ち込んでしまいそうな時は「6割は超えてるから大丈夫」「あとちょっとで合格点」という風に6割を意識していました。必要以上に落ち込むこともなくなり、肩の力を抜いて勉強に取り組むことができたと思います。

今回の試験勉強においての私のターニングポイントは間違いなく、関税協会の模試でした。それまで自分の実力が身に付いているのか全く分からないままひたすらに勉強するのみ、という生活でしたし、もしかしたら今年受からないかもしれないな、と考え出していた時期でした。その時期に関税法等と通関業法は合点、通関実務はあと3点で合格という結果を受け、「あと1カ月本気でやれば、今年合格することも可能だ!」と実感することができました。私は関税協会の模試しか受けていませんし、たった1回の模試で一喜一憂するのも良くないかもしれません。しかし、私はこの模試の結果を受けて苦手分野が明確になり、かつ今後のモチベーションアップにつなげることができました。

私がこの合格体験記で一番伝えたいことは、諦めなければなんとかなるということかもしれません。

実は私はこの試験勉強期間の5月半ば、交通事故に遭い大けがを負いました。事故直後はICUに入り手術、リハビリを終えて、最終的に退院したのは6月終わり。それまで1カ月半ほど全くと言っていいほど勉強をしませんでした。退院から仕事復帰まで、1カ月ほど休みを頂きましたので、その間に徐々に元のペースに戻していきましたが、遅れをとっているのは明らかで、10月頭の試験に間に合うのかと常に不安でした。しかし、できる時にコツコツと地道に勉強を続け、先述した模試での結果からラストスパートをかけ、合格を勝ち取ることができました。思いがけない事態に陥っても、諦めずになんとかなるかもしれない精神で継続していれば結果としてなんとかなりました。これに関しては、私が順調に回復したことや、本番のテストで私の苦手分野が少なかったこと等の運要素や、みこさんをはじめ、両親や会社からのサポートが大きく、一概に言えないかもしれませんが私は絶望するような事態でも、自分のペースではありますが、諦めずに勉強に取り組み合格を手にすることができて、本当によかったと思います。これを読んでくださっている受験生のみなさまにも、もし何等かの事態が生じて諦めそうになった時、「事故に遭っても合格してた人おったな」くらいに思い出していただき、モチベーションにしていただければ何よりです、、(笑)

以上が私の合格体験記です。

決して簡単な試験ではなく、一筋縄ではいかないこともたくさんだと思いますが、私に言わせれば諦めなければなんとかなります!

みなさまの合格を心より応援しています。