コロナ禍の挑戦

るたお さん(29歳 会社員 2023年度合格 受験回数3回)

コロナが流行して、大好きな旅行ができなくなった時に、自分にもっと自信を持ちたくて、給料を上げたくて、通関士試験に挑戦しました。ダラダラと続けたくなかったので、30歳までに取る、とあらかじめゴールを決めておきました。

一度目は、フォーサイトで試験日の半年前に勉強をスタートさせました。

久しぶりの勉強でしたが、オンライン講義と問題集を駆使しながら少しずつ始めていきました。初めての試験は記念受験として、翌年に向けて練習を兼ねて受験しました。案の定不合格でしたが、通関業法のみ合格ラインを超えていたため、一年勉強すれば翌年には合格するだろうと当時は考えておりました。

二度目も引き続きフォーサイトのテキストや問題集を使って繰り返し問題を解いていました。仕事終わりにカフェで2時間、通勤時間は品目分類の暗記に充てていました。また、試験直前期に入るまでは飽きやストレスにならないように週に一度は敢えて勉強をしない日を作っていました。関税協会とLECの模試にも挑戦しましたが、E判定と全く手ごたえがありませんでした。私は引き続き試験日まで問題をひたすら解き続けました。結果は関税法が10点足らず不合格でした。

三度目、次で終わらせたいと本気で思ったのと、再チャレンジにあたり独学では限界があると感じ、噂のみこ会に入会してみました。SNSはあまりやらない方でしたが、みこ会員の方とつながれて、勉強へのモチベーションがかなり上がりました。また、テキストや解説が非常にわかりやすく、ひとつひとつ理解しながら勉強を進めることができました。個人的には、勉強面の質問はもちろんのこと、学習の進め方や試験直前の過ごし方についてみこ先生に相談できたことがこの会に入ってよかったことの一つです。ここにきて、これまでひたすら問題を解いていたところ、テキスト読みを中心にして苦手な部分は復習を繰り返すことに重点を置いて勉強をしました。平日は仕事終わりに2~3時間、休日は4~8時間は勉強していました。特に、隙間時間(通勤やお昼休憩)を意識してみこアプリや品目分類は欠かさずやっていました。

二度目と同じように関税協会とLECの模試を受けてみたところ、手ごたえがあり、関税協会はB判定(15位!)、LECはC判定と、前年よりもかなり成績が上がりました。この結果に自信がつき、試験直前までは体調に気遣いながら勉強を進めることができました。

模試を受ける日は、本番当日の過ごし方の練習も兼ねていました。

私は甘い物が好きなので、各科目の前にラムネやチョコレートなどを食べて集中力を上げていました。(気休めかもですが、、、)

また、お昼にコーヒーを飲んだところ、通関実務の途中から気分が優れなくなったため、本番では絶対やめよう、とここで気付くことができました。休憩時間に何を食べるか、何をして過ごすかを事前にチェックしておくことが重要だと感じました。

約2年半と自分としてはかなりの長期戦ではありましたが、このプロセスこそ価値のある時間だったと合格した今、心から思えます。初めて受験される方も、引き続き挑戦される方も、最後まであきらめずに頑張ってください。