合格に照準をあてて向けて突き進んだ1年

satin さん(30代 女性 2023年度合格 受験回数1回)

■概要
受験回数:1回
勉強期間:2023年2月から9月
自己採点結果:業法41/45 関税法47/60 実務39/45

■使用教材
ヒューマンアカデミー赤(勉強初期)
通信講座のテキスト(メインテキストとして使用)
みこ会コンテンツ(アプリ、課税価格決定テキスト、通則、原産地規則etc.)
ゼロからの申告書
関税協会計算問題ドリル
ヒューマンアカデミー通関実務集中対策問題集
過去問

■勉強期間の過ごし方について
 勉強を始めるにあたって、やるからには一回で合格したいという思いがあったため、情報収集しているときに知ったみこ会に頼ることに決めました。
みこ会のコンテンツは、勉強計画の立て方や使用テキストなど、初学者が知りたい情報が網羅されており、勉強開始の段階で入会しておいて良かったと思いました。
 その後、上司の勧めにより通信講座にも申し込みました。教材自体は通信講座のものを使用し、質問や勉強の進め方、重要ポイントの解説などはみこ会を全面的に活用しました。勉強の流れは以下の通りです。

(2月−4月)
 実務、関税法の勉強開始。テキストを読みつつ過去問を解き始めました。
 2月時点では、特に関税法は設問の意味すら理解できず、1年分の問題を解いて答え合わせをするのに6時間くらいかかっていたと思います。テキストも2周何とか読み終えましたが、理解できたとは到底言えないレベルでした。
 4月に入るとようやくうっすら全体像が見えてきたかな?という感触でした。過去問をやっていても問題自体の意味は大体わかるようになってきましたし、みこ会の過去問解説を読んでも意味がわかるようになっていました。全体像を大体把握できてきたため、これまではなんとなくで理解しており、よく分かっていなかった細かい部分も意識するようになりました。

(5月-6月)
 通関業法の勉強開始。
 テキスト読みと、みこ会アプリの過去問を中心に問題演習を繰り返しました。並行して実務、関税法の勉強も継続。
 この頃に体調を崩し、もがき苦しむほどの胃痛で、勉強できない日がしばらく続きました。結果的に胃痛は1ヶ月ほどして治りましたが、無理して不調が長引くと結果的に後がしんどいと思い、このできる範囲で勉強しました。通勤時と昼はみこ会アプリ、まるわかりノートなど軽めの勉強をしました。

(7月-8月)
 これまで実務メインで勉強していましたが、7月からは一旦関税法中心に移行しました。問題演習で過去問を徹底して繰り返していたため、問題演習では安定して8割程度は取れるようになりました。ある程度完成したかも、と少し気が緩みつつも、1日2時間程度の勉強は続けていました。
 8月後半から9月前半にかけて、怒涛のように模試を受けました。私の場合は、本番の予行練習と度胸試しという意味でお金、時間、体力の許す限り受けようと思い受験しました。試験慣れしている人はこんなに受ける必要はないと思います。関税協会の模試の出来は割と良く、全て7割以上取れていましたが、そのほかに受けた模試がどれも本試験よりも難解でボロボロだったため、ショックとともに緊張感を取り戻して勉強できました。
 仕事でまとまったお盆休みがなく、繁忙期だったため、体力的にきつく心身ともに追い詰められた感がありました。そんな中で、追い込むといったことは特にせず(というかできず)、これまでのペースをキープしました。
SNSや模試の結果に一喜一憂するなど焦りを感じたため、時々みこさんのポストや、リポストなどで流れてくる受験生の頑張りをチラ見しながらも、あまりSNSを見過ぎないようにしました。

(9月)
 直前期も普段と変わらない勉強を継続。
 試験で、当日の雰囲気に圧倒されて力が出せず、不合格になることもあると聞いたことがあります。私はどちらかというとそのタイプだと自覚がありました。ここまできたら、高みを目指すよりも、とにかく、いつもと変わらないことをして気持ちを整えることを優先しようと思いました。
 周囲からの応援に少なからずプレッシャーを感じました。試験を受けるのは自分自身のためだと余計なプレッシャーは跳ね除けたつもりではありましたか、やはり気持ちが不安定になりがちでした。
 試験の不安のためか、一週間ほどパニック状態で勉強が手に付かなくなりました。問題を読んでも目が滑り、何が書かれているのかわからない、頭が回らず答えがどれか分からないという状態になりました。みこさんにメッセージで泣きついたところ、これまでやってきたのだから大丈夫、リラックス!と言う旨のと返信をいただき、休むことを最優先にしたところ、落ち着きを取り戻しました。
 当日は緊張はありつつも試験直前とは打って変わって冷静に臨むことができました。出来栄えの感触も悪くなく、力を出し切れたなと感じました。
 振り返ると、自分の今の実力から合格までに何をするべきなのか、そのために今日は何を勉強するのか、と言うことだけに集中し、黙々と勉強することが大切だなと感じました。

■みこ会でよく活用したコンテンツ

  • アプリ
    通関業法はほとんどみこ会アプリを使って過去問演習を繰り返しました。
    移動中や空き時間はアプリを活用しました。
  • 勉強方法などの指針
    月に一回程度目を通し、勉強方法が変な方向にずれていないかを確認するのに役立ちました。
  • テキスト類
    課税価格決定のテキストはもちろん、申告書対策、通則や原産地規則、EPA適用順序など、合格のために抑えておくべき内容が網羅されているので、くまなくチェックしました。

■最後に
 取り止めのない受験体験記をここまで読んでくださりありがとうございました。ここ数年メンタル不調で浮き沈みがありながらでしたが、8ヶ月間走り抜けてこれたのは、無理をすることなく、しかし着実に合格のための勉強に焦点を当てて淡々と取り組んできたからだと思います。そしてそうしてこれたのは、みこさん、みこ会の支えがあったからだと強く感じています。ありがとうございました。
 初受験で合格できたのは、自分自身の努力もありますが、努力できたのは環境やタイミングに恵まれていたからに他なりません。驕ることなく、卑下することなくこれからも努力していきたいと思います。