今までで一番頑張った!自分で自分をほめたい!

かぁか さん(30代 女性 商社勤務 貿易事務担当 2023年度合格 受験回数1回)

通関士試験の受験を決めたとき、独学か、通学か、通信か悩んでネットで調べていたところ
「通関士試験みこ」のブログ記事を見つけました。
通関士試験のことについてとても詳細に書かれていてすごく参考になったのでみこ会にも入会したいと思いました。
みこ会の会員限定記事の試験攻略法や問題解説もとてもすばらしく穴が開くほどたくさん読みました。
独学も考えましたが、勉強は苦手で自信もない。。一発で合格したいのでLECの通信講座を受講することにしました。

【勉強時間】
12月にみこ会とLECに入会したものの、本格的に勉強を始めたのは3月でした。
勉強時間は、平日は朝早く起きて1時間、お昼休憩中に1時間、通勤時間に勉強していました。
夜は直前期にはしていましたが、それまではできる時にしかしていませんでした。仕事が終わって疲れてからの勉強は集中できなかったので早めに寝て朝の勉強を優先させていました。平日の方がルーティンが出来ているので勉強時間が確保しやすかったです。
休みの日は、家だとのんびりしてしまうので図書館や自習室に行って勉強していました。買い物に行ったり、旅行に行ったりもしていましたが、その日にやることを1週間単位でスケジュール管理をし、それだけは絶対に勉強すると決めていたので、旅行のときもそれは継続していました。その日のタスクがすべて終わらなくても1週間の間ですべてのタスクが終われば良いと余白は取るようにしていました。毎日少しでもいいの継続して勉強すること、座ってだけではなくどこででもながら勉強できることが重要だと感じました。

【使用教材】
・LEC 通関士 初学者コース
テキストや問題集などはLECの教材だけでも十分だと思います。講義もわかりやすいです。貨物分類講座、直前総まとめ講座は特にオススメ。
・日本関税協会 計算問題ドリル
計算問題はできるだけたくさんの問題を解きたかったので追加しました。
・どこでもできる通関士選択式徹底対策
「語群選択式問題」の対策用に使用しました。
語群対策だけに留まらず、すばらしいテキストです。
・みこ会 課税価格の決定
試験において重要であり、理解も難しい分野ですが、とにかくわかりやすい言葉で書かれているので初めから理解できますし、問題を解き始めてからも曖昧な部分は読み返したり本当にお世話になったテキストです。
・本試験の過去問
過去問を解く時間がとれずあまり使用できませんでしたが、申告書問題だけは10年分解きました。

【関税法、通関業法】
暗記が苦手なのでどのように勉強を進めたら良いかもわからず、効率的な勉強方法を色々調べていた時に「大量記憶法」に出会いました。
「大量記憶法」については興味のある方は本が発売されているのでチェックしてみてください。
YouTubeでも詳しく説明があります。

LECの動画をすべて見た後は、過去問題集を大量記憶法にそって進めていきました。
大量記憶法は、問題を何度も繰り返し解いていくので記憶を定着していくのに効率的だったと思います。ただ、どんどんボリュームが増えていくのでそれだけに集中して勉強してしまい通関実務の、勉強が全然できていなかったのが大失敗でした。通関実務の勉強も併用して進めれるように早めに始めてスケジュールを組めたらもっと良かったと思います。

過去問題集はすべてスキャンしてiPadに取り込み「GoodNotes」というアプリで書き込みしていました。「イルカの暗記シート」という赤シート機能のあるアプリを使って答えを隠しながら移動中はスマホでそれ以外はiPadでと同期して勉強できたのでとても便利でした。

大量記憶法で過去問題集を終えた後は、本試験の過去問を解いてみたのですが語群選択の正答率がとても低いのが課題でした。語群選択式は配点も高く、ここだけで25点もあるので「どこでもできる通関士」で対策を始めることにしました。
答えを見ながら夜寝る前に声に出して音読→朝起きて前日読んだ部分を答えを見ずに紙に答えを書く→通勤時間に間違えたところを再度インプットを繰り返し行いました。これがとても効果的で、今まで問題だけを解いていただけだったので、ここでしっかり理解することで点と点がつながった感覚がありました。

【通関実務】
みこ会の記事や合格体験記でも早く勉強を始めた方が良いとのことだったのでLECの貨物分類講座から勉強を始めました。自分なりに表にまとめ、貨物分類の音声を通勤中など表を見ながら聞いていました。申告書と計算問題は、LECは5月頃から受講が開始されるのですが基礎力実務対策講座という準備講座が受講できたので早くから勉強を始めることができました。しかし、関税法、通関業法の勉強を始めてからは手一杯になり結局模試前に急いで本講座を再開することになってしまいました。。
私は、原産地規則は勉強時間を作ることができなかったので途中からきっぱり捨てました。
やはり、通関実務は早くから始めた方が絶対に良いです。他の勉強と併用して少しずつでも、長く勉強していればよかったと痛感しました。

【模試】
関税協会(会場)、LEC(会場)、マウンハーフジャパン(在宅)を受けました。
受験場所によっても変わるかもしれませんが、関税協会の模試が通関士試験に1番近い雰囲気をつかめると思います。
模試を受けて、通関実務の勉強不足が明らかだったのと通関業法、通関実務の時間が足りないということがわかりました。
あまり本試験の過去問を試験の時間通りに解くということができていなかったので休みの日を使って対策してればよかったと思いました。

【直前期】
模試の後は、申告書問題と計算問題を第一優先にしてLECの問題集と過去問を解いていました。
計算問題は関税協会の計算問題ドリルも使用していました。
朝はどこでも通関士、昼は計算問題、夜は申告書と毎日満遍なく勉強するようにしていました。

試験前の1週間はLECの「直前総まとめ講座」のテキストに合わせて再度復習しました。模試で解けなかった部分、今まで何度も間違えていた部分、理解が曖昧な部分など丁寧に見直しして自分なりにテキストに追記したりしていくと頭の中が整理されてとてもよかったです。模試の講評は、重要な部分を色々な先生方の視点でまとめられていてそこは絶対覚えておこうと参考にできたので1社より何社かの模試を受けたほうが良いかなと思いました。最後の1週間での勉強は私にとって本当に効果的で模試は受けて終わりではなく、復習が特に重要!と言われているのがよくわかりました。

【最後に】
模試の結果はE判定で、今年の合格は難しいだろうと思っていました。ここまで頑張ったし最後まで諦めずに勉強して、来年また頑張ればいい!と気負わず出来たのもよかったのかもしれません。
本試験が終わった後も、出来たという自信はなく自己採点して初めてもしかして受かってる?という感じでした。合格発表の日までは安心することができませんでしたが無事合格することができました。
私も合格体験記を読んでたくさん参考にさせてもらいました。色々反省点も多かったですが、そこも含めてみなさんの参考になれば幸いです。