社会人通関士試験受験生

こんにちは( ˘ᵕ˘ )

通関士試験の受験生には社会人の方が多いと聞きます。
私が試験会場で確認した限りでも、年齢層が30から50代の方が多いように見えましたので、実際そうなのでしょう。
そうすると、勉強は仕事の合間に行うことになるので、時間を自由に設定することができなくなります。また、仕事で体力をつかっている分、頭が働きにくくなりますね。
そこで、時間や体力との関係でなかなか思ったように勉強できないよという方は、自分の使える時間や、脳の活動の特性を知ることから始めてください。

まず、使える時間を知るには、日、週、月というように時間を区切り、それぞれどこにどのくらい空き時間を作れるかを考えます。
そして、学習計画を作って、その計画の勉強が達成出来るように、空き時間の中に埋めていきます。
もちろん、最初は何をどこにいれてよいか分からないと思うので、大ざっぱでよいので入れてみてください。
しばらくその計画通りの勉強をしていくと、だんだんと思うようにいかないところがでてくるのではないでしょうか。例えば、朝の通勤で電車に乗っている時間は30分間だけれど、この時間で問題を2ページ解く計画なのに、1ページずつしか解けそうにない、といったようなところです。
そこで、初めて計画を修正していきます。1ページしか解けないんだから、残りの1ページは帰りの電車内でやろうとか、もしくは、問題を解くのではなく講義を聞いてみるということです。
そうすると、自分の使える時間で、適切な勉強ができるようになってきます。
しかし、もっと難しいのはここからです!🔥
このようにして、自分のできる時間の範囲で勉強していると、勉強時間が足りず長期計画が達成できそうにないということが、社会人の皆様は往々にしてあるのではないでしょうか。
そうなると、今まで勉強時間としていなかった時間を、少し無理してでも勉強に充てることになりますね。
週に1度は休みたかったけど、午前中だけはやっぱり勉強するとか、休日前の夜だけは少し夜更かしして勉強するなどです。
それでもどうしても無理なら、最後の手段として、ノルマを減らすしかありません。その分より集中して勉強してください。
このように、無理に勉強時間を増やしたり、ノルマを減らしたりすると、どこかでしわ寄せがくるかもしれません。なので、まずは使える時間を知って、そこに効率よく勉強を割り当てることから始めましょう。無理をするのは最後の手段です。

次に、脳の活動の特性ですが、これはかなり個人差があるので、一般論があまり当てはまらないところがあります。
一般的には、朝の方が夜より活発に頭が働くので朝に考える科目をもってきて、また、寝る前に覚えたことは記憶として定着しやすいので夜に記憶科目をもってくるのがよいと言われていますが、真逆の方がやりやすいというような人も結構います。
また、夜は早めに寝て早起きした方がいいともよく言われていますが、夜更かしした方ができるなんて人もまあまあな割合で耳にします☀🌛
そのため、一般論にさほどとらわれず、ご自分の思うがままに色々試してみた方が良いのではないでしょうか。やってみて、これがしっくりくるというのがあるはずです。
ただし、やはり適切な睡眠時間というのはそれぞれの方にありますので、睡眠時間を大幅に削るというのは大抵の場合失敗しています。よく、徹夜で勉強してもテストでいい点数が取れた!と言う声を耳にしますが、正確には、徹夜したわりにはいい点数が取れたということにすぎません。普段からこつこつやってしっかり寝てればもっといい点数がとれますので、その点間違えないようにしましょう。

最後に、話は変わりますが、社会人受験生では、実務経験者は実務に引きずられすぎて試験がうまくいかないパターンが散見されます。
通関業務は、通関士資格がなくとも実務につくことは禁じられていないので、実務経験者受験生の割合が高い試験でありなおさらです。
たしかに、実務をやっていらっしゃる方は、ご自分の仕事に誇りや楽しみを持っているために実務中心に考えたいという気持ちになりがちです。
もちろん、こういった誇りなどはとても素晴らしいことでありぜひ今後も持ち続けてください。しかし、実務と試験は似て非なるものです。試験には試験の独特のルールや範囲があるので、そこに合わせていくことが求められています。料理上手な人が、栄養学に詳しいとは限らないようなものです。
そのため、試験勉強と実務で違うところが出てきたからといって、実務のやり方に合わせないようにしてください。知識はもちろん、解法だって試験に寄せたものの方が合格へは近道です🙌

みこ

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